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※本コンテンツの一部はClaudeも参考にしています。
ーコンビニの夜
「大丈夫か」
そう言ったとき、瑠璃は笑った。

大丈夫じゃない笑い方だった。
俺にはわかった。

でも、それ以上は聞けなかった。
聞いていい立場かどうか、まだわからなかった。
久しぶりに会えて嬉しかったのに。
瑠璃は俺が知らない顔をしていた。
何かを抱えているのはわかった。
でも、何を抱えているかは、聞かなかった。
聞かなくていいと思った。
——いや、違う。
聞けなかっただけだ。

瑠璃の姿が見えなくなるまで、足が動かなかった。
あの笑い方が、頭から離れなかった。
ーLINEを送る前の夜
美香づてに聞いた。
瑠璃が離婚したと。
子どももいると。
その夜、俺はスマホを持ったまま、何も打てなかった。
何を言えばいい。
何を言っていい立場なのか。
でも、何も言わないことの方が、ずっと嘘くさい気がした。

〈会えるか〉
打っては消した。
〈元気にしてるか〉
また消した。
何度消しても、結局同じ言葉に戻ってきた。

そうだ。
瑠璃が近くにいるような気がした。
〈帰ってきてる?〉
送信した。
スマホを伏せて、天井を見た。
——返信が来なくても、仕方ない。
そう思いながら、返信を待った。
しかし、すぐに、こう返ってきた。
〈うん。おととい帰って来た〉
しばらく、その文字を見ていた。それから、少しだけ笑った。
やっぱり。

〈会えるか〉
次の返事が来たのは、一時間経ってからだ。
〈うん〉
その文字を見た瞬間、車の鍵を握りしめた。
会いたかった。
会って、すべてを変えてあげたかった。
ー新幹線のあとの夜

「今、幸せ?」
三回目だった。
コンビニの駐車場。
そして今夜。
初めて聞いた夜、瑠璃は「幸せに決まってんじゃーん」と笑った。
嘘だとわかった。
二回目の夜、瑠璃は「……わかんない」と言った。それが、初めて本当のことを言った顔だった。
今夜、瑠璃は「うん、幸せだよ。ちゃんと」と言った。
本当だった。
「よかった」

そう言いながら、窓の外を見た。
東京の夜景が流れていた。
——よかった。
本当に、よかった。
それ以上でも、以下でもなかった。

改札を抜けてから、少しだけ立ち止まった。
振り返ることはしなかった。
ただ、「うん、幸せだよ。ちゃんと」という声が、いつまでも耳に残った。
ずっと、そう言えるといいと思っていた。
ずっと、ずっと。
《拓也の景色》





※ChatGPT作成
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。またいつか新しい物語を皆さまにお届けできるよう、精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。 凪 倫子

